EPS(1株あたりの純利益)とは?

2020年3月10日

企業の稼ぐ力を計るモノサシとして知っておきたい株価指標が、1株あたりの利益を表すEPS(Earning Per Share)です。

これは1株あたりに換算して、どれだけ利益を得たかという株式の収益性を見る株価指標です。EPSを求めるには、損益計算書に出てくる当期純利益の額を、発行済み株式数で割って算出されます。

1株あたり利益(円)=当期純利益÷発行済み株式数

トヨタ自動車のEPSを計算してみる

(2014年3月連結決算)
当期純利益=1兆8,231億円
発行済み株式数=31億6,898万株

EPS=18,231(億円)÷31,6898(億株)=約575円
よってトヨタは1株あたり約575円稼いだ計算になります。

EPSは会社の株価の割高・割安を判断するPER(株価収益率)の計算に使われ、現在や将来の株価が割高か割安かを判断する際の重要な指標になります。

EPSの数値は、大きいほど株価は上がりやすく、反対に小さいほど株価は下がりやすくなる傾向にあります。

EPSの数値が大きくなる要素には、当期純利益が増えるか、発行済み株式数が減るかの2つがあります。当期純利益が増加しなかったとしても、自社株買いが行われることで、EPSが増加することもあります。